神奈川県立近代美術館の鎌倉館、葉山館へ行ってきた。
鎌倉館 訪ねた日:2012年4月10日(火)
日本で最初の公立近代美術館として1951年に開館。設計はル・コルビュジエの愛弟子、坂倉準三。 鶴岡八幡宮の境内にある。日本のモダニズム建築を代表する名建築だそう。
中庭の壁は、大谷石。
中央にイサムノグチの彫刻。
池に浮かんだようなテラスが心地よい。
この日の展覧会は、 「石元泰博写真展─桂離宮 1953,1954─」 この美術館建築にふさわしい展覧会。モノクロで切りとられた大胆な構図。 桂離宮は一度行ってみたいと思っている。 いつか訪れた時、色のついたそれに対し、自分ならどんな見方ができるだろう、どんな切りとり方ができるだろう…と考えてみたり。
葉山館 訪ねた日:2012年6月26日(火)
2003年10月に開館。ここは何と言ってもロケーションが抜群。
葉山館外観
海が見えるレストラン「オランジュ・ブルー」でハンバーガーとアイスコーヒーを。
庭から海を眺める。
庭の裏口から出た路地の先は、海岸へ。
この日の展覧会は、 「生誕100年 松本竣介展」 以前、東京国立近代美術館の常設で「Y市の橋」を観てから、気になっていた画家。 「私は田園を愛するやうに都会を愛してゐる。」「私は今、街の雑踏の中を原つぱを歩く様な気持で歩いてゐる。」という言葉が印象的。都会の風景、建造物が多いが、逆に郊外の風景もあり、少年時代を岩手で過ごしたという彼にとっては都会も田舎も同じくらいの愛を持って描いていたってことかな…と思う。 なお、鎌倉別館は未訪。
参考リンク 神奈川県立近代美術館 鎌倉館の建築について