2012年10月27日(土)
正倉院展初日、16時過ぎに待ち時間なしで入場。会場内もストレス無い程度の状況だった。目玉の瑠璃坏は恭しく一部屋を使って展示。その他、今回は双六の駒やねじり玉やトンボ玉など、ガラスの小品がたくさんあったのが印象的。よこしま模様のトンボ玉かわいかった。錦の靴下もよこしま模様だった。
古来からよこしま模様は人々の心を惹きつけるなにかがあるのだろうか…。
また、正倉院展の時期にあわせ「あるくん奈良スタンプラリー」が開催されている。
飲食や買い物、宿泊など、加盟店やガイドスポットでスタンプをもらい、スタンプ3個で1回、近鉄奈良駅前、JR奈良駅前にてガチャガチャを回せる。
今回、1泊旅なのにガッツで9個のスタンプを集め、3回ガチャガチャを回したところ、
レジャーシート、缶バッチ、鹿の金太郎飴をゲット。ねらっていた物は逃したが、まずまずの成果。
この日のランチは、若草カレー本舗「若草焼きカレー」。
興福寺北円堂の特別公開も拝観。
夜は、きたまちの古民家、踏花舎の「十三夜の月を愛でる会」の十三夜珈琲店で一服。
手作りのグッズなども売っていたので、可愛らしいポストカードを数枚購入。
その後、きたまち「花しば」さんへ。
私は既にうどん「釜粋」さん(こちらも美味しい)で小腹を満たし済みだったので、
お付き合い程度にいただいたのだが、出てくるお料理すべてが美味しい。
とくにお刺身。ブリのお刺身は今までのブリ人生最高だった。
今度はお腹を空かせてじっくり味わいたい。
美味しいお店が増えてうれしい、奈良。
2012年10月28日(日)
朝から少し遠出をと思い、初めての浄瑠璃寺へ。思っていたより近かったなという印象。
雨だったため三重塔が開扉されておらず残念だったが、本堂の素晴らしい九体阿弥陀像を初めて拝観できた。彼岸と此岸を表現した本堂の配置と浄土式庭園はグッとくる。
夜に対岸から彼岸のお堂(ライトアップ希望)の九体阿弥陀を観てみたい…。などと思った。
庭は少し紅葉もみられ、この時期にきてよかったと思った。
奈良に戻り、ランチはきたまち「ごはんの間」へ。1つのトレーにすべてのりきらない皿の数。ボリュームたっぷりでリーズナブル。がっつり食べたい時におすすめ。
ランチの後は、旧大乗院庭園へ。ここは興福寺の門跡寺院だった大乗院の庭園。
2010年より一般公開されたとのこと。静かでのんびりと散策できる。芝の緑が美しく、池に映る空が奈良らしくてよい感じ。
次は、ごぶさたの西大寺へ。南都七大寺のひとつだったが衰退し、叡尊により鎌倉時代に再興した寺。
愛染堂で特別公開中の愛染明王を拝観。
西大寺の伽藍もけっこう好き。再建や移築により奈良時代の面影はないかもしれないが、なぜか奈良らしさを感じさせる。
時間に余裕があれば、奥之院まで足をのばして叡尊の五輪塔をお参りしたいところ。
最後はこちらもごぶさたの平城宮跡資料館へ。
秋期特別展「地下の正倉院 平城宮第一次大極殿院のすべて」を観覧。
50年かけて行われた平城宮第一次大極殿院地区の発掘調査成果の展示にはこみあげるものがある。
いにしえの技術の高さなどに想いをめぐらせてみたり。
2010年のリニューアル後、初めて行ったが、考古科学コーナーなどもあり楽しい感じになっていた。
そんな感じで、恒例の正倉院展旅は終了。