Strange Tortoiseの妄想博物館

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台湾一周鉄道旅 2017年10月12日(木)~10月17日(火):準備編

2013年9月に夏季休暇を利用して初めて訪れた台湾。

そこかしこに残る日本の面影のせいか、まるで故郷のような懐かしさを覚え、なぜ今まで訪れなかったのか後悔すると同時に、この先もたびたび訪れる場所であろうことを予感したのだった。 ちょうどそのころから、台湾は女性誌などでも特集されることが多くなったように思う。 台湾グルメやお洒落なカフェ、かわいい雑貨などをとりあげた女子向けガイドブック的なものも数多く出ている。 また、最近では、台北以外の都市や鉄道旅などを紹介した本や雑誌もあり、まさに台湾旅行ブームともいえるのではないだろうか。

九州と同じくらいの広さだという台湾は、一日あれば鉄道で一周することも可能であることを知り、退職して時間ができたらぜひ実現したいと考えていた。

 

まずは日程を確定し、航空券を手配。 前回の台湾旅と同様、宿も合わせてDeNAトラベル(現:エアトリ)を利用。 初めてのLCC、バニラエアのシンプルバニラというプランにしたところ、預入荷物は別料金となり、手荷物だと重量制限があることが判明(旅行当時は10Kg、現在は7Kg)。ふだんから荷物多めのわたしは、まず、容量が多くて軽いキャリーバッグを探すことにした。荷物を極力減らす、というのも今回の旅の課題のひとつとなった。 鉄道旅であること、持ち歩く時間が長くなる可能性を考慮し背負うこともできるバッグを購入。バッグ自体の重さが3kg弱と軽量なのに43Lと容量が多いのが決め手。

 

つぎに、ざっくりとした行程を決め、宿を手配。 台北から東海岸回り、台北花蓮→台東→高雄→台南→桃園という行程とした。本当はもっと滞在したいところもあるのだが…。 当初の予定では初日に花蓮まで移動するつもりで花蓮で1泊予約していたが、前月のベトナム旅行出発日のアクシデントがあったことを鑑み、余裕をもって台北1泊に変更した。 宿は、立地と価格を重視し、口コミでよほどひどくなければ決定。今回の宿泊先は下記の通り。価格はその時々によって変動すると思われる。また、先に航空券を取っていたのでセット割になった宿もあった。

 

初日:台北泊 シティインホテル タイペイステーション ブランチ I (新驛旅店台北車站一館) ¥8,577 朝食なし

少々高い気がしたが、思ったよりも台北駅に近かった。部屋は狭いが清潔で、フロントの方も丁寧だった。古いビルの安宿をリノベしたらしい。部屋に冷蔵庫がないのが残念(2Fに共同使用の冷蔵庫有)。隣にファミマ、斜め向かいにスタバなど近くに飲食店が充実。

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ベッドでほぼいっぱいいっぱいの部屋

 

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各フロアの廊下には椅子と雑誌、お菓子などが置いてある

 

2日目:台東泊 イエスホテル (楽知旅店) ¥5,180 朝食付

台東は駅から市街地が遠く、宿泊施設もそれほど多くない。市街地で比較的大きそうなところを選んだ。こちらもリノベ後なのか、設備も部屋もきれいだった。フロントは学生にみえる若い人たちで、英語がいまひとつ通じにくい気がした。 taiwan0-03.jpg
ベッドキッチキチとなりに台湾あるあるのガラス張りシャワー&トイレ

 

3日目:高雄泊 フアホウホテル (華后大飯店) ¥3,821 朝食付

港に近く、地下鉄の駅からもそう遠くないことから選択。安いので心配だったが、この旅唯一のバスタブ付きで部屋も広め。昭和のホテル感。フロントのお兄さんたちがフレンドリー。設備は古いが悪くはない。ただし、エアコンが部屋でコントロールできないタイプだったのでちょっと寒かった。

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昭和の日本のホテル感。部屋は広め

 

4~5日目:台南泊 JJ Wホテル(佳佳西市場旅店)¥20,832(2泊の価格)朝食付

少し奮発して、リノベデザインホテルに。場所はあまり考慮していなかったが、若者でにぎわう正興街に位置し、買物や食事に便利な立地だった。フロントをはじめ、店員はみな感じの良い若者だった。 taiwan0-05.jpg
入っていきなり洗面台だが、お洒落なデザイナーズルーム

 

宿をおさえたところで、次は鉄道だ。 ガイド本や個人ブログなどを参照しつつ、まずは台灣鐵路(台湾鉄道)のサイトの時刻表をチェックする。 こちらは日本語表示もできるので、事前に乗りたい電車に目星をつけておくとよい。 実際にオンライン予約(クレジットカード決済)ができるのは、乗車日の2週間前の午前0時(日本時間だと午前1時)。

ただし金曜日に予約すると、週末と次の月曜日の分まで予約できるようになっている。

わたしは偶然にも金曜乗車だったので、土日の分も一度で予約することができた。 特急(太魯閣号や普悠瑪号)はすぐに売り切れてしまうので、時間勝負。手元にパスポートとクレジットカードを用意し、午前1時にPCの前でスタンバイ。

まずは台北花蓮の列車だ。狙っていた太魯閣号が瞬殺だったので、次の候補の自強号を予約。台北から花蓮まで2時間19分の電車だ。花蓮→台東も自強号を予約。こちらは2時間10分。 続いて翌日の台東→高雄の自強号を予約。所要時間は2時間54分。 座席までは選べないが、これで東回りの移動手段は確保できた。予約番号が記された引換証画面を印刷して保存。

ちなみに、現時点では日本語時刻表ページからはうまくオンライン決済できないため、中国語版時刻表ページからオンライン決済することになる。 台鉄の切符の予約、決済、発券についてはこちらのブログ記事が大変詳しいので参考にさせていただいた。 「好吃台湾~はおちーたいわん~」 台灣鐵路(台湾鉄道)の時刻表検索・切符オンライン予約と運賃のクレジットカード支払い方法まとめ(時刻表検索編 2017年7月現在)

 

最後に、最終日の台南→桃園の新幹線を、台湾高鐵の日本語サイトから予約。 こちらはそれほど難しくなく、また、前回も当日窓口で買えるほどだったので、わりと出発直前に予約してみた。しかし予定が決まっていたら早く予約した方が割引率が高くなるようだ(最大35%)。わたしは10%オフのタイミングだった。 これで鉄道の手配も完了! 予約票を持って現地へ行くだけとなった。