※記事は2017年の内容のため、お店やメニューに変更が生じている可能性があります
ここ数年、全国的にかき氷ブームが続いているが、その中でも奈良は、その聖地と言えるほどアツい。 その聖地たる所以、氷室神社。 奈良時代、春日山の麓に氷室をしつらえ、氷の神様を祀り、平城京へ氷を献上していた。 現在は、製氷販売業や冷蔵冷凍業の守護神として、毎年5月1日に献氷祭が行われている。 その氷室神社では、2014年から「ひむろしらゆき祭」というかき氷のお祭りも行われるようになった。全国からかき氷の名店が出店するため、毎年盛況のようだ。 このひむろしらゆき祭の実行委員会が「奈良かき氷ガイド」という冊子を発行している。 この冊子を携え、奈良でかき氷を食べ歩くというのが、私の夏の奈良旅の楽しみのひとつにもなっている。(2017年はスタンプラリーになっている)
ここで、この数年、私が奈良で食べ歩いたかき氷を紹介しよう。 かなり個人の好みに偏ったメニューの選び方になっており、また、スマホ撮影がほとんどのため、画像があまり美しくないので、ご容赦を。 (注:価格メモを失念。季節時期限定のものもあるため現在は無いメニューも含む)
おそらく、奈良で初めて食べたかき氷はここ「おちゃのこ」。奈良のかき氷ブームの先駆けともいえる店ではないだろうか。 お茶屋さんなので、お茶系の氷が得意だが、季節限定のフルーツ氷もある。 いつも頼むのがこちら。
「ほうじ茶ラテ氷」
「擂茶氷」(葛餅トッピング)
限定ものはこちら。
「濃い濃い大人の抹茶氷」
見た目はとても苦そうだが、そこまで苦くはない。
「マンゴー氷」
マンゴーがゴロゴロ。中には植村牧場のミルクアイスが。
続いて、人気の有名店「ほうせき箱」。ムース状のシロップ、エスプーマの氷がウリ。
※下記は2017年現在の状況
営業日の朝9時に記名表が出され、自分が来たい時間帯の欄に名前を記入するシステム。 2017年夏より、確実にほうせき箱のかき氷が食べられる宿泊プランというものができた。 2017年7月現在、ホテルサンルート奈良、小さなホテル奈良倶楽部で実施しているもよう。こちらも利用してみたい。
2022年6月現在、JR東海ツアーズの「推し旅プラン」を使えば席確約らしい。
「琥珀パールミルク氷」
ミルクのエスプーマに、カラメルソースをかけていただく。ナッツも香ばしい。
「キャラメルみるくカスタード氷(いちご)」
中に苺とカスタードが。間違いない味。
ホテルのラウンジでもエスプーマ氷を。
季節ごとにいろいろな味を提供している。
「マンゴーヨーグルト氷」
ヨーグルトのエスプーマとマンゴーの実で爽やか。
奈良や古代が好きな人にはグッとくるネーミングの氷は「奈良の雑貨とカフェBAR ことのまあかり」。
はちみつとミルクが濃厚な「長屋王」
ここからはお店のジャンル別に紹介。
洋菓子店のかき氷
ガツンとくるほうじ茶感がすごい「ほうじ茶氷」
Patisserie 旬(大和郡山市、リンクは食べログ)
「メープル苺」 あすかルビーのジャムとパウダー、練乳は銅釜で炊いたというこだわり
のメープル味
2016年のメニュー「バニラカスタード」。頂上にシュークリームが。見た目ほど甘くなく、むしろアイスクリン的な爽やかさ。
和菓子店のかき氷
お椀いっぱいの氷は抹茶小豆に白玉。食事一回分のボリュームがあるので要注意。
「ならまち氷 梅蜜みぞれ」(奈良町だんごトッピング) 月ヶ瀬の梅を使った自家製シロップの酸味が夏の暑さに効く。
和食店のかき氷
柿の葉寿司の老舗が提供する柿の氷。こちらは「ヨーグルト柿氷」。実は柿そのものは苦手なのだが、これはいける。
きたまちにある古民家和食ビストロの大人のかき氷。 「醍醐白蜜氷」は日本酒ヨーグルトリキュールが、「ティラミス氷」はラムが効いていてまさに大人の味。
カジュアルにイートイン
「世界一周」
その時々によって異なる産地の珈琲豆を使うので、名称は世界一周のときも半周のときもあるとのこと。 中にはコーヒーゼリーも。氷が解けても美味しいアイスコーヒーを啜ることができる。
「月ヶ瀬和紅茶氷」(練乳トッピング)
お土産屋さんのイートインと侮るなかれ。紅茶の味が効いていて美味しい。
奈良の夏はとても暑い。 かき氷をめぐる旅で涼をとりつつ、自分好みの味を見つけるのも悪くない。